EO「小さなブッダの大きなお世話」から。振る舞いのバロメーターと一致したので、それも括弧で記載、対応する身体も。
1.肉体的な自己感覚の反復 [受け入れる/反感] (肉体)
内側の最大の自己感覚は「空腹」、排便の不快感。
外なる世界は母親の体温や匂い、表情、スキンシップ。
自然界の動物も同様の感覚を持つ。
2.名前の反復、鏡の自己像の反復 [意欲/怒り] (エーテル体)
人間に飼われている動物には発生する。
第2プロセス以降の人間固有の自己感覚は一種の病的な状態。
3.運動機能の反復 [興味/恨み] (アストラル体)
運動や発声から自分の力を感じ始める。動かす、壊す。
4.近辺の物への所有による自己感覚の拡張の反復 [喜びに満ちた/敵意] (メンタル体)
いつも見慣れたものが目前から消えることは、死への最初の出会いの一種。
5.善悪、生存競争に有利な条件の学習の反復 [確信して/失う恐怖] (コーザル体)
子どもにとっての良い子、悪い子は、本当的に死活問題に関わっていると気づく。
6.自分の生存範囲の縄張りの拡張の反復 [同格/悲痛と罪の意識] (コスモス体)
第5まで獲得した「生きていくのに有利な基準」が自分の死活問題を解決できるのだという自負を持ち始める。
善悪基準を他人に押し付ける。支配力。
エネルギーを浪費せずに自分の行動範囲での生存を有利にするために、縄張り内部の対立物を無くそうとする欲望が働く。
7.自分は自分自身を変えられるという、自己支配力の反復 [調和 同調/麻痺] (ニルヴァーナ体)
他人や状況がうまく制御できないと思い知ることで発生。
自分が今と別のものになれば生存に有利な状況を生み出せると妄想し始める。
自己変革、自己改善、目的意識、達成欲。自己主張に主眼がある。
8.「犠牲」の反復 [ひとつである/分離感] (イーシュヴァラ体)
自分は何かのために自分を犠牲にする事が出来る。
部分的な死や自己消去に快楽を覚え始める。
犠牲的な行為をした「自分がどうだ凄いだろう」という自己主張。
9.「自分を殺す意志」の反復 [選ぶ/選べない] (Z体)
自分は自分を完全に亡き者に消し去ることが出来るという全面的な自己否定の自己主張。
完全に病気。最も発達した自我は、最後に自殺を意思することになる。
自我は経験の反復によって結晶化する。毎回常に変化し続けるものには、人間は自己同化は出来ないからだ。
このプロセスを逆行すると、自我がもともと存在しない空間が現出する。
瞑想のメソッドは「反復されない経験」ばかり実習者にさせることになる。もし、じっと座っていることが、毎度同じ繰り返しの感覚を生み出すとしたら、その瞑想や座禅は完全に間違ってる。
プロトコル「自我の9つの発達プロセス」(上記プロセス、5小ダマ、5左の領域)
・問題の起こっているプロセスを(複数)特定。その成長率も取る。