数日に渡ってアレルゲンを扱ってきましたが、そもそもアレルギーとは何なのでしょうか?アレルギーを理解するためには、生物の設計を知る必要があります。
ウィルスから細菌、植物、動物などいわゆる「生き物」は、経験上必要なものは取り込み、不要なものは排出します。しかし、環境変化に直面し、それまで無かった物資Xが大量に発生したとします。初めての物質Xに触れたとき、どういう行動を取るでしょうか?
正解は「保持する」です。細胞にとって栄養か毒か即断出来ないため、数世代かけてその物質の要不要を精査するのです。これは生命の叡智です。何故かと言うと、環境が激変したり新しい惑星に移住したりしても、そこにある物質で適応しようという意図があるからです。
では、現代のように100年程度で大量の新物質が発生するとどうなるでしょうか?当然、保持しきれなくて溢れ出します。それが「アレルギーの正体」なのです。お風呂で発汗すればいいとか、カッピングで排出されると主張されている方は多いですが、この仕組みから考えると排出されることはないのです。(注:多少楽になります。)
保持は他の細胞に影響を与えないように隔離されます。体液、脂、石、気体、色素、お血、石灰化、腫瘍など。このアレルゲンの保持自体は脂肪や液の中に溜め込まれるので体重の増加を促し、痩せにくい体になります。無理に痩せるとそれ(毒)が体中をめぐり、死にます。糖質制限ダイエットの危険は様々な要因が推測されていますが、脂肪などの中に溜め込まれた毒が一気に肉体を襲うのが大きな原因になっています。
さとりきねしでも病気や病状の問題を相談されることがあります。そのときは、どんな症状でも「アレルギー」として扱っています。現代病であり、これを抜きに肉体の病気を扱うことは不可能だからです。そして、アレルギーをメインテーマとして、サブで他のテーマを乗せる形になります。
・肉体のアレルギー
・感情のアレルギー
これをメインテーマにしてアレルゲン物質を特定し、肉体に「要不要」を教え、それにより体外へ排出させます。
感情のアレルギーというのは、感情の波長と特定の物質が強く引き合うことに由来します。例えば、五行では大きく分類するとこんなカンジです。
木:怒り、錫
火:喜び、銅
土:憂い、金
金:悲しみ、銀
水:恐れ、鉄
一例ですが、恐れの感情が鉄を過剰に引き寄せ、それがアレルゲンになったりします。
ホメオパシーでも、元素と感情の対応の臨床がありますね。