ある悟り人は「私はある」(これは「在る」と「有る」両方の意味を持って成り立つ。)と言い、別の悟り人は「一切皆苦」と説きましたが、どちらも存在のバロメーター3層に言葉が有りました。
ある
1 意志がある 2 観る
3 注意する 4 洞察する
5 ある(有る) 6 正しい
7 いる 8 無限の
苦痛な
1 虚無な 2 怯える
3 怖い 4 間違えた
5 痛い、醜い 6 憎い
7 苦しい 8 全て失った
「ある/いる」の感情的対義語が「苦しい」や「痛い」に対応しています。この層に出てくる言葉は、観ることと観ることに対する恐怖、永遠と永遠に対する恐怖(虚無)、正しいと間違えた、など。
自覚があり意志があれば、見守ること観ることができます。
そうすれば、静かになり責任を持つことができるので注意をむけて、洞察する事ができます。
形あることを捉えることができるなら、それは正しいのです。
そうするといることができて、無限と永遠を感じます。
それは、有ると感じます。有るものに対して、興味を持ちと同格でありと選ぶ事ができます。
ないということに対し恐ろしさ、虚無を感じると、怯えます。それはとてもうるさいものです。
怖いという感情は、何かを間違えた、違うと感じます。
それは痛く醜い(=見難い)もので、憎く感じます。
それは苦しく、失くしてしまった全て失ったと感じます。
それは、苦痛です。苦痛は恨みであり、悲痛と罪の意識であり、選べないと感じています。
無限や永遠は有るものです。それを意志を持って洞察すれば、正しさにたどり着きます。無限を恐れると虚無が発生し、それを恐れる感情は間違っているのです。バーナデット・ロバーツは、エゴの核心は「自己投影機能」と「絶対無への恐れの感情」と喝破しています。存在は無を恐れるとき、苦痛を発生させるのです。