コスモス体は「存在」の要になっています。
コーザル体が「私が存在する」で、その外側にあるコスモス体は「存在する」というエネルギーです。創造、いわゆる無から有を生み出すという人間の行為はコスモス体レベルのエネルギーを大量に使って作っています。それは絵や音楽や文章や建物や食事、人間関係、あらゆるシステムなどなど、この世界にある人間が作ったものの多くは個々人が「存在次元のエネルギー」を物質化したものです。
面白いことに、エゴが自分の世界を維持するのに使うのも同じコスモス体です。信念体系を維持するために人間は、コスモス体を無駄に酷使、浪費しているとも言えます。
さて、本題。学校の出し物で舞台の上で慣れない演技をしたり歌を歌ったり面接を受けたりなど、自分の普段の力が出ずに緊張してどもったりとちったりします。思春期に自分が他人からどう見られているかという悩みを抱えたり。これらはいわゆる「自意識過剰」という状態です。
これは、コスモス体のエネルギーが「肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体」のいずれかに注がれすぎた一時的な「存在過剰」です。執着の一種で物理的に重たくなります。そして、これが増長の正体でもあり、自己卑下でもあります。
テーマ「自意識過剰」(コスモス体、(肉体~コーザル体)のいずれか)
自意識過剰は「自分でなんでも出来る」という幼い万能感に由来し、存在のエネルギーを自分に向けてしまうのです。本人の有り様と異なるわざとらしいキャラクターを一生懸命作ろうとする芸人やタレントがいますが、彼らがパッとしないのは「醜い」からです。自意識過剰は、エゴイズムのうちでも特に見苦しいと理解すべきです。
もし、ヒーリングを受けないでこれを克服しようとすると、「失敗」と「挫折」だけが彼らを救う可能性があります。