大昔のパソコンは基本的に一度に一個の処理しか出来ませんでしたが、CPUやOSが進化したことで複数同時処理が行えるようになっています。なので、シンギュラリティが来る前に人間もバージョンアップしておこうかと。
マルチタスクを語る前に、世界の認識について。
まず、時間のお話。子どもを観察すると認識が狭いせいか大人には分かることが気づかなかったりします。一般的な10才児だと「4時間後のことが見えてない」と腕で出ます。4時間後にご飯が必要とか、洗濯物が乾いている時間を逆算するとか、今日宿題してないと明日困るとか。
これは大人でもあまり変化がなく、スケジュール管理をきちんとしなかったら、3日後以降のことはあまり視野に入っていません。予定されていたイベントなのにそのニュース報道が成り立つのは、3日後に興味が無いからです。「来年の事を言えば鬼が笑う」というのは、予定を立てても変わるからという側面もあるのですが、未来が遠すぎてその時間に視野が無いことも。
次に空間のお話。東京の人が島根と鳥取の場所がわからないとか、西日本の人が北関東3県の場所がわからない、なんていうのはよく聞く話です。秋田の人(大人の男性)と話をしたところ、高松の場所がわからないという言う方が2名いて、笑ったことがあります。身近な場所でないため、認識の範囲外になってしまうのです。
この世界は無限です。時間で捉えても、空間で捉えても、ほぼ無限といって差し支えありません。また、精妙さを追求していく方向でも限度がありません。
聖徳太子は同時に10人の話が聞けたと伝えられます。孫子の「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」は、敵の視点と味方の視点を同時に見る第三者の視点のマルチタスクです。
ここから本題。
テーマ「マルチタスク」(肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体、5右の領域、5左の領域、5小ダマ)
・マルチタスク遺伝子の解除
それを制限しているのは、肉体、特に五感とその処理方法(脳)です。肉体の次元上昇が必須です。肉体のエゴは「執着」という特性を持つため一度に把握できるキャパが狭く、それを滅却していく必要があります。
マルチタスクにはこの世界の対処という「苦」を一気に増大させる効用があるため、さとりにダイレクトにつながる可能性を秘めています。そのため、通常の人間にはストッパーがかかっています。それに加え、個々の認識が広がると支配者にも都合悪いという事情も。視野の狭い人間ほど管理しやすいので。
マルチタスクを行うエネルギーの本体は「性エネルギー」です。これは、仕事のエネルギーと同じです。仕事ができる人間ほど一度に同時処理できる、ということです。そのため、性エネルギーの浪費もチェックが必要です。
マルチタスクを極めると10人分の仕事ができると出ます。つまり、10回の人生をたった一度で経験できるのです。そんな偉人だからこそ壱万円札になるのですね。