さとりきねしブログ

当サロンは、キネシオロジーによる多層多次元の身体への癒やしを提供します。

呪術師の呼吸法2

 無限の本質にも反復について書かれていました。P181から。

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  呪術師たちの前提に、何かを持ち込むには、それを入れるだけの空間がなければならないというのがある。お前が日常生活のあれやこれやでいっぱいになっていたら、新しいものを入れる余地はなかろう。その空間をこしらえてやる必要がある。昔の呪術師たちは、人生を反復することによってその空間をつくることができると信じていた。実際、そのとおりなのだ。しかも反復には、それ以上の効果がある。

 

 呪術師が反復を行うやり方は、じつに形式ばったものだ。それは、彼らが出会った人々を網羅する一覧表を作成することから成っている。一覧表の作成にあたっては、現在から始めて、人生の出発点までさかのぼる。一覧表ができあがったら、そのなかの最初の人物を取り上げて、その人物にまつわることを全部思い出す。文字通り、全部を仔細に思い出すのだ。現在から過去へと反復するのがよい。なぜなら、現在の記憶は鮮明だからな。そういうやり方をすることにより、思い出す能力に磨きがかかる。

 

 実践者がやるのは想起と呼吸だ。まずはゆっくりと慎重に息を吸うが、そのあいだ、頭を左右に揺すっている。それとわからぬほどかすかにだぞ。それから同じようなしかたで息を吐く。呼気と吸気はあくまで自然にしなければならないと、ドン・ファンは言った。

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 さてさて、本題。呪術師の飛翔の初期に出てくる日課にすべき呼吸法その2です。P72から。

 

「この呼吸法は、服なんていう、圧迫するものは脱いでやったほうがいいんだけど。」クララが始めた。

 

「まずは深呼吸をしてちょうだい。あたかもヴァギナから呼吸しているように、息を取り込むのよ。お腹を引っ込めて、背骨に沿って息を引き上げて。腎臓を通って、肩甲骨の間まで引き上げたら、そこで一瞬息を止める。そこから更に後頭部まで息を持ち上げて、頭のてっぺんを回して眉間にまで持ってくる。」

 眉間で再び息を一瞬止めた後、鼻から息を吐きながら、心の中で息を体の前面に沿って下ろすように、とクララが言った。まずはへその下のツボまで下ろし、それからこの呼吸の起点であるヴァギナに下ろすのだ。

 

 このような方法で息を巡らすと、非貫通のシールドが作られて、外部からの破壊的な影響が体のエネルギーフィールドを通過するのを防いでくれるのだ。クララが言った。また内部の生命エネルギーが、外部に消失してしまうのも防いでくれる。呼気も吸気も音を立ててはいけない、とクララが強調した。そして初めのうちは、クッションや椅子に座って行うのがやさしいだろうが、この呼吸法は、立っても座っても、はたまたよこになって行っても構わない。
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 気功でいう小周天とほぼ同じエネルギーワークです。眉間で止めるか、鼻下で止めるかの違いはありますが。

 

 督脈のメタファーは「不要なもの」、任脈は「手放す」で、「自分の本当に必要なものだけ残す。」そして、このワークで強くなる身体は「イーシュヴァラ体。」つまり、継続することで「意志」が強くなります。そりゃ、意志が強い人間から盗むのは至難の業です。

 

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