神々の沈黙-意識の誕生と文明の興亡を読んでいます。古代人の精神のあり方を「二分心」と命名し我々の意識はそこから進化してきた、と著者は定義していますが、どう見ても劣化です。本当にありがとうございました。
・12万2000年前にユカタンに隕石落ちる。ポールシフト起こる。人類のアセンション予定が中断される。
・1万2000年前に現在の文明が発生する。必要な経験値が不足することは折り込み済みで、人間を大量に地球に生み出すことを決定する。
・紀元前2000年、自我がここまでは基本1/1。この頃以降から97%に落とす。微調整しつつ少しづつ92%まで低下させる(紀元前300年まで)。
・西暦1000年、地球人口が3億人を突破。強制的に分割自我を開始する。
・1700年、人口6億人。1/2自我が標準に。
・1850年、人口12億人。1/4自我が標準に。
・1950年、人口25億人。1/8自我が標準に。
・1990年、人口50億人。1/16自我が標準に。
自我の容量が大きいということは、自分の範囲が大きいと同義です。1/1自我の場合、肉体~イーシュヴァラ意志体まで、全部「自分」だと自覚(=コントロール)できます。しかし、これが低下するにつれて、自覚の範囲が狭くなります。
自我率
100% イーシュヴァラ意志体
96% ニルヴァーナ空体
92% コスモス存在体
81% コーザル真我真実体
73% メンタル思考体
62% アストラル感情体
56% エーテル魂魄体
25% 肉体
わずかでも欠けると意志がコントロールできなくなり、4%強欠けるだけで「空」を感じる能力が消えて、さらに欠けると「存在」を自分のものと感じなくなります。全意識がコントロールできなくなると無意識が発生し、さらにコントロールを失うことで潜在意識が生まれた、と。現代人が魂も心も気も認識できなくなっているのは自我が劣化(縮小)しているから、というのが残酷な事実のようです。
この現象は老子でもこのように書かれています。
「道を失いてのち徳、徳を失いてのち仁、仁を失いてのち義、義を失いてのち礼。それ礼は、忠信の薄にして、乱の首なり。」
更に恐ろしいのは、1/4を切ると肉体ですら自分のものだと感じなくなることです。何のために生きているのかわからないというゾンビ人間が増えたのにも理由があるのです。
自我が不足すると代償としてエゴと妄想が発生し、 エゴ自体が擬似的な人格を持つようになります。科学が発展した、のではなく、科学という妄想が蔓延したというのが、現代の病理なのではないでしょうか。