影響力の武器から「好意を持つ、人を好きになる」について調査。
人間の本性は雌雄同体で、自分の性別問わず男が好きになりますし、女が好きになります。人を好きになるというのは食べ物や場所や動物が好きというのと有り様が違います。好意を持つというのは「自分を相手に預ける」と同じことを指します。つまり、相手を教祖として相手の信者になるのです。人を好きになっているほんの瞬間エゴ(自我)が薄くなり、隙が生まれます(ダブルミーニング)。自分の精神と向き合う場合に一瞬本性が現れるのです。
この「自分を相手に預ける」というのは、「自己の主体性の放棄」です。預けている先が「無私」に近い人間なら心穏やかな調和がもたらされますが、預けている先がエゴ多き人間ですと間を置かずに弱肉強食や搾取に巻き込まれます。DVなんかがわかり易い例です。
小ダマは5次元右側の認識として「好み(=弱さ)」を持っています。それが、アストラル体の高揚になり、自我のブロックが解除されます。そうすると、ニルヴァーナ体のエネルギーが全て相手に移動しまいます。恋人と分かれ難くなるのは、自分のニルヴァーナ体が相手に残っているのが最大の理由でしょう。
この「好意」は、厳密に言うと「病気」のカテゴリーに入ります。悟り人は、人を好きになりません。つまり、他者に所属することがありません。なぜ、こんな病状があるかと言うと、エネルギーの少ないエゴは成長すると自分の世界に悪い意味で安定してしまうことが多く、他人のエゴに入り込むことによって混乱し、変化し、気付きが生まれる可能性があるからです。
テーマ「人を好きになる」(アストラル体、ニルヴァーナ体、5右の領域)
この世界は「人を好きになることを素晴らしいとする価値観」が蔓延し、人々はそれに扇動されます。歌謡曲だったり、ドラマだったり、漫画だったりと枚挙にいとまがないほど。そこで言う「たくさん恋愛したほうがいい」というのは、「たくさんの宗教に入ったほうが人生が豊かになる」と言ってるのと、実際のところ全く違いがないのです。
悟っていない人間が人を好きになることを否定する必要はないのですが、情や投影をすべて超越したときに、「愛」に昇華することが出来るのです。