21世紀に入り各地で災害が多発するようになった。地球の意図による浄化なのだが、何を浄化しているかというと地球上に積もり積もったエゴであり、不自然な生命を消すためでもある。
日本の森林面積
http://www.shinrin-ringyou.com/forest_japan/menseki_tikuseki.php
日本は国土の2/3が森林で覆われており非常に自然豊かである、と思われている。内訳は天然林が1500万haで人工林が1000万haで、この人工林が曲者である。
アイヌのマタギは「大規模植林された人工林は森ではない」と喝破している。天然林を伐採した後、杉や檜の単なるな木の工場になっていて、動物が食べる実がない。植生も単純で多様な昆虫や動植物が共存して生きていける環境になっていない。そのせいで、熊や猪や猿や鹿が人里へ食べ物を探しに出てきてしまっている。つまり、野生動物による農作物被害の原因なのだ。
そして、挿し木の杉や檜は根が浅い。実生は深く深く根を張るので少々の風や雨でも倒れないが、大規模植林した森はすぐに倒れ流されてしまう。特に30年以上成長した木は危険と指摘がある。
戦後林野庁は沢や急斜面にもともと生えてた根の深い天然林を伐採し、そこに根の浅くなる挿し木の植林をしたのだから災害が起きて当たり前なのである。
ここにきて地球は不自然な生命を浄化しようとがんばり始めた。その対象は、遺伝子組換作物だったり、薬漬けの人間だったり、埋め立てられた土地だったり、不自然な森だったりする。
もし、上流に不自然な人工林がないか、チェックをおすすめする。