祈りがコーザル体に働くのに対し、右と正中線にのみ働きかける変わった祈りがある。
空海は19歳から修業に入り、求聞持法を修めた。これを成就すれば一度見聞きしたものは忘れず、無尽蔵の知恵を授かるというというもので、平ったく言うと恐ろしく頭が良くなるマントラである。
真言「ノウボ・アキャシャ・キャラバヤ・オン・アリ・キャマリ・ボウリ・ソワカ」
これを真剣に百万遍唱える。
百万遍唱えるだけでも喉から血を吐くし、集中力も必要で生命に関わるので余りおすすめできるものではないが、ヒーリングの一環として効用がみつかっている。それは、右の身体と正中線に働きかけること。右=左脳、論理や思考を司る身体なので、これを唱えるだけで頭が良くなるのも納得がいく。思考が未発達で起こる痛みには、この真言が有効になる。